白血病と診断されてから

初めて白血病と告知を受けたのは、2004年2月14日。
体調が悪かったのですが、自力で自動車を運転し、市内の大き目の病院へ受診しました。その病院で「急性前骨髄球性白血病(APL)」であることを医師からすぐに告げられました。

その病院から、救急車で血液内科のある病院へ運ばれ、そのまま入院、すぐにベサノイドという当時の新薬にて寛解(かんかい)までもっていき、その後4クールの地固め療法(抗がん剤投与)を行いました。
その後維持療法(追加の抗がん剤投与を行いさらにがん細胞を叩く)を行うか否か地固め療法後の結果で決めるとのことでしたが、私の場合は、遺伝子レベルの検査でも白血病細胞が無くなっていたので、維持療法は行わない方針でした。
ー入院期間 約5ケ月ー

一度目の治療を終え退院して、半年後、再発。
定期外来の採血にて診断されました。
一度目の治療でベサノイドがとても有効だったので、入院はせずベサノイド服用にてしばらく様子を見ることになりました。
この時のベサノイドもよく効き、寛解になりました。その後しばらくベサノイド服用を続けていました。

それから約1年後、再再発。
ベサノイドはもう効かなくなっていました。
そのころ新薬だったトリセノックスを投与。これがよく効き、寛解。
3度目の罹患だったので、有効的な治療として、骨髄移植または抹消幹細胞移植を視野にいれた治療を受けました。
急性前骨髄球性白血病の場合、トリセノックス投与後の成績が良ければ、自家抹消幹細胞移植でも、骨髄移植でも、予後の成績に変わりはないということで、私は自家抹消幹細胞移植を受けることにしました。

自家抹消血幹細胞移植の流れは・・・
1、トリセノックスで治療後、抗がん剤を数クール入れ、限りなく白血病細胞を叩き、その後自分の血液(末梢血)から幹細胞をとり、保存。
2、十分な量の幹細胞をとることができたら、強い致死量に近い抗がん剤で、可能な限り、体中の白血病細胞を叩く。その際髄注(※)も併せて行った。
3、白血球が100~200までなった時点で、取り出し保存しておいた幹細胞を体に戻す。
4、幹細胞が骨髄にて働き、血液ができ始めて、白血球の数を確認。数値が戻り、良好なら退院。
※髄注:抗がん剤を脊髄腔に注入する治療。背骨に針を入れ、脳脊髄液を採取した後、針を抜かないでそこから直接抗がん剤を注入する方法。

私は移植後、白血球の立ち上がりが早く、2週間で退院に至りました。
ー入院期間 約7ケ月ー

退院後は、抗がん剤の副作用による味覚障害が約半年ほど続き、免疫力も十分回復するまで、外出はなるべく避けるようにしていました。

あれから13年が経とうとしています。
私は体力も以前通り、社会復帰も果たし、以前と変わることなく元気に暮らせています。

白血病について